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第2話 『近接の夜空』

■一夏の嘘

 友人に舞夏の事を「メル友」と紹介。
 「一夏ちゃんはメールとか苦手だったはず」とツッコまれる。


■沙耶出勤

→ 一夏の家の向かって左隣の家から出てきた様子。


■沙耶について舞夏に説明する一夏

一夏「今の人、綺麗でしょう。沙耶さん、って言って、うちのお隣さんなんです」
   「なんか、アパレル関係にお勤めなんですって」


■売り家だったはずの隣家

→ 1話の時点では売り家だった。


■一夏がお守りを貰った経緯

 一夏モノローグ

それは、数日前、ちょっとした、ほんのちょっとした偶然、だったはずでした。

一夏「あっ」

 一夏、木の側にいるセイとカイを発見。

セイ「6年経った…」

 木の根本に穴が掘ってある。

セイ「もう、この呪縛から、解き放たれてもいい頃だ…。 そうだろ、カイ」
カイ「前から言ってるだろ、お前は何も悪くない。悪いのは…」

 カイ、近づいてくる一夏に気付く。

カイ「ハッ、誰だ!」
一夏「! すっすみませんっ!」
カイ「(少し息を吐いて)一夏ちゃんかぁ」
セイ「謝る事ないよ。今帰り?」
一夏「は、はい。お二人をお見かけしたので。何、なさってるんですか?」
セイ「思い出のものを…(お守りを見せる)」
一夏「あっ」
セイ「埋めようと思ってね」
カイ「タイムカプセルみたいなもんかな」
一夏「そうなんですか。大事なもの、なんですよね」

 お守りを見る一夏。持っているセイもお守りを見る。

セイ「(少し間を置いて)欲しい?」
一夏「い、いいえ、そんな事は」
セイ「一夏ちゃんにあげようか?」
一夏「え?!」

 嬉しそうな一夏、「なんて事を言うんだ」というような表情のカイ。

一夏「えぇ、いいんですか?」

 一夏にお守りを渡すセイ。

一夏「ありがとうございます! 私、絶対大事にします!」

 寂しそうな顔のセイ。


■秘密

一夏「(舞夏に耳打ち)舞夏ちゃん、あの事は秘密です」
舞夏「あの事…? ああ、うん、そだね」
カイ「女の子同士で内緒話たぁ、気になるねぇ」
一夏「ああっ、気にしないで下さいっ」
舞夏「そうそう、秘密も女の魅力の一つ。(セイに向かって)でしょ?」
セイ「そうかもね」


■セイとカイ、公園で2人

セイ「でも、あの2人を見てると、思い出すな。あの夏の事をさ…」
カイ「そう、だな…」


■沙耶

沙耶「一つの小さな嘘が、次々と虚言を(生む?)…。その連鎖から、誰も逃れられない…」


■一夏の嘘

 一夏、燎に対して嘘を重ねていく

燎「なんか一夏って、結構良く喋るタイプなんだな」
一夏「そんな事、ないです…。 あっ」

 一夏、モノローグ。

私は嘘が嫌いでした。
嘘をつかれる事も、嘘をつく人も。
そして、嘘をつく、自分自身も。

(回想)
「こんな色の変わっちゃったお守り、セイさんに見せられません」
「図書館を利用して、自習を頑張りたいのですが…」
「すみません。ただ、どうしても宿題を先に済ませたかったので…」

私、最近嘘をついてばかり…


■沙耶

沙耶「大昔から月の光が人の心を惑わす、って言われるけど、それは、責任転嫁と言うものよね」


■何かに気付いたカイ

 カイ、セイにTEL

カイ「セイ、俺だ。黙って聞けよ。俺もまさかとは思う。けどな…!」


■その他

□一夏が燎から逃げている時に映る像は、円応寺の閻魔大王坐像
  鎌倉史跡散策 建長寺塔頭円応寺 アド街ック天国 北鎌倉 閻魔堂
   → 今回何度も出てくる「嘘」


・1話の時点で売り家だった家に住んでいる沙耶
・沙耶の事を以前から隣に住んでいて知っているかのように紹介する一夏
・6年前、セイとカイに何があったのか。呪縛とは
・なぜお守りを一夏にあげたのか


◇日付の矛盾?について
→ この日は7月23日。終業式(1話)は20日?
  ただし、1話でセイは「明日、カイとふたりで(一夏の)家に行く」と言っており、2話でセイとカイが家に来て、
  「こんな色の変わったお守り、見せられない」と、一夏が焦るシーンがあり、1話(終業式の日)のあと、
  一夏は双子に初めて会うように見える。
  また2話の朝のシーン、舞夏は初めてラジオ体操に行くように見える。
  これらの事からは、2話は1話の次の日(夏休み初日)、と取れる。
  (2話冒頭の夜のシーンは、1話の「ごめんね。嘘ついちゃって」のちょっと前という事になる)
  が、ラジオ体操のスタンプは21日から23日まで押してある。
   → 矛盾なく説明するには、一夏たちの中学校(おそらく私立)の終業式は、22日。
     ただ、一夏の母校の小学校(おそらく公立で終業式は20日)は21日からラジオ体操をやっており、
     一夏はそれに既に参加、つまり21日、22日は朝、ラジオ体操に行ってから学校に行っていた。
     これによって、下記の問題も解決。(沙耶は一晩のうちに「お隣さん」になった)
      → 1話で(舞夏の夢を見て)目を覚まして、着替えようとした次のシーンで制服を着て1階へという流れの為に、
        ラジオ体操へ行く隙がないように見えるが、この2つのシーンの間に行った。


◇隣家の沙耶について
・1話は20日? 2話は23日。 2話は1話の次の日?
・一夏は「今の人、綺麗でしょう。沙耶さん、って言って、うちのお隣さんなんです」
     「なんか、アパレル関係にお勤めなんですって」
 と舞夏に紹介している。
 また一夏は、沙耶に憧れている、といった描写になっている。

 ┬ 21日か22日に引っ越してきたよ
 │ ├ ちゃんと一夏の家に挨拶にきたよ(ただし一夏に話は通っているが、舞夏には通っていない)
 │ └ 沙耶が一夏一家に暗示をかけたよ(舞夏にかける必要はない)
 ├ 「FOR SALE」の看板は出てたけど実は以前から住んでいたよ
 │ └ 偶然隣家の女の子の試しが始まったので慌てて看板を外したよ
 │   家庭教師をしてるセイとカイも、沙耶が一夏の家の隣に住んでたなんて全く気付かなかったよ
 └ 2話は1話の次の日だよ
    └ やっぱり暗示をかけたよ

・わざわざ1話で「FOR SALE」の看板を(視聴者に)見せている
・2話以降、その看板はない
・沙耶が一夏の家に挨拶に来る等、知り合う場面が画面上は描写されてない
・2話で、沙耶の事を、一夏は知っていて、舞夏は知らない
・一夏は「お隣さん」と言うだけで、「昨日(もしくは一昨日)越してきた」などと、ひと言添えてない
・沙耶は不思議なチカラを持っているようだ