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第1話 『邂逅の初夏』

■アバンの一夏のセリフ

秋の朝日って
どこか夏の夕焼けに似ているような気がします
こんな光に包まれると
私はあの娘の事を思い出してしまいます
夏という季節と共に消えてしまった
あの娘の事を

→ 1話アバンは秋(10月)。物語(夏休み)を振り返る構図?
  「あの娘」というのは舞夏?
  この時点で、舞夏はもういない?


■一夏の夢

 一夏の夢。夜の浜辺、月(満月)が出ている。
 裸足に波を受け、ハッとする一夏。
 一夏の前に現れる舞夏。海の上に立っている。

舞夏「一夏…」
一夏「え?!」
舞夏「一夏…」
一夏「私の名前、なんで知っているんですか?!」
舞夏「ごめんね一夏…。ホントにごめんなさい…。サヨナラ…そして…」
一夏「どういう事ですか…? あなたは誰なんですか? いったい何が?」
舞夏「あたしはあなた。 あなたはあたし。 でもあたしはあなたを…!」

 海岸。海の上の舞夏、砂浜の一夏、引きの画。
 月をバックにした悲しそうな顔の舞夏。
 目を見開く一夏。

 BGMが途切れ、何かを言う舞夏。ただし声は聞こえない。(アニメgif 650KB)
 一夏の瞳、舞夏のシルエットが映っている。

 目を覚ます一夏。

→ 聞こえない舞夏のセリフは5〜6文字ぐらい?


■一夏の両親のセリフ

 一夏を学校へ送り出した後の両親のセリフ

パパ「あの娘にとっては最後の日…、だもんな」
ママ「ええ…」


■一夏、学校へ向かう


■お守りはいつ貰ったのか

一夏「セイさん、昨日はお守り、ありがとうございました」

→ お守りは終業式の前の日に貰った


■沙耶登場

 鎌倉駅舎の上に立つ沙耶。
 駅前に人通りはあるが、沙耶には気付かず歩いていく。
 地上から不思議そうに見上げる子供。
 母親が子供に話しかける。

母親「どうしたの? 何か見えるの?」

 駅舎の上を指差す子供。

子供「女の人が」

 子供の指差す方を見る母親。
 母親に沙耶の姿は見えない。

母親「(溜息)何言ってるの。(バスが来る)ほら乗るわよ」

 バス発車。駅舎上にカメラがパンすると依然としてそこにいる沙耶。

沙耶「試しの季節が、訪れたようね」

→ 沙耶は普通の人には見えないように出来るチカラがある?(子供には見えていたが)


■4人組。最後の夏

 喫茶店。一夏、皐月、蛍子、未知留の4人でお茶。
 夏休みについての話。

皐月「休みの間、どうする?」
未知留「どこか、行く予定はあるんですか?」
蛍子「ママは勉強しろって…。旅行もないんだぁ…」
皐月「諸君! 高校受験は中2の夏から始まってるのだぞ!」
蛍子「本気…?」
皐月「なぁんて先生言うけど、考えたくないよねぇ」
未知留「来年は3年生だから、しょうがないけれど…」
蛍子「でも、ホントに最後の夏かもしれないねぇ」
一夏「あっ…」

 蛍子の言葉にハッとする一夏。

皐月「まー、みんなで遊べる最後のチャンスかもねぇ」
一夏「(つぶやくように)最後…」

→ 「最後の夏」という言葉に反応する一夏
  周りはそんな一夏に気付いていない様子


■一夏と舞夏の出会い

 落としたケータイを探しに、旧校舎に行く一夏。
 ケータイを見つける。
 が、よく見るとケータイは鏡の向こう側にある。
 鏡の手前側を見るが、同じ位置にケータイは無い。
 鏡に触れてみるが、向こう側に行けたりする訳ではない。

 舞夏、鏡の向こう側に登場。空中に突然現れて着地、と言った感じ。
 驚く一夏。振り向くが、これまた鏡のこちら側の同じ位置に舞夏は居ない。
 ケータイを拾う舞夏。

舞夏「これ、あなたの?」
一夏「返して下さい! それ! ハッ!」
舞夏「あなたの、だよね」

 一夏モノローグ

これが始まりでした
私たちの、運命的な出会いと、そして、別れの…


■一夏と舞夏の願い

一夏「お願い、ですか?」
舞夏「うん、あたしのお願い聞いてくれたら、あなたのお願いも聞いてあげる」
   「大丈夫。魂をよこせ、とか何とか言ったりしないから」
一夏「本当ですか?」
舞夏「うん!」
一夏「セイさんに貰ったお守り…」
舞夏「どしたの?」
一夏「わかり、ました…」
舞夏「りょーかーい」

 舞夏、鏡の中からこちらへ出てくる。
 ケータイ(お守りが付いている)を差し出す舞夏。

一夏「これ(お守り)、色が、石の色が変わってます! こんなの困ります!」
舞夏「大丈夫。ほら」
一夏「え?!」

 お守りの玉の一つが光る。変身。


■ジンについての説明をする舞夏

舞夏「陽のジン。陽の石がチカラを放出した事で、あなたは太陽のチカラを授けられたの」


■一夏と舞夏の約束

舞夏「約束、したよね? あたし、この夏の間、そのアイテム12個使って、
    感想文を書かなきゃいけないんだけど。あなた、代わりに書いてくれない?」
一夏「それって、夏休みの宿題を私に代わりにやらせようって事じゃ…」
舞夏「せっかくこっちの世界の観光旅行だってのに、宿題なんてタルくってやってられないっての」
一夏「それって、無責任です!」
舞夏「大丈夫! あたし、責任持つって。約束する。はい、指切りげんまん」


■一夏を見つめる舞夏と沙耶

 夜。眠る一夏に話しかける舞夏。

舞夏「ごめんね。嘘ついちゃって…」

 同じく夜。一夏の家の前に立ち、一夏の部屋の窓を見上げる沙耶。

沙耶「さぁ、見せて貰うわ。あなたの最後の選択を…」


■その他

□アバンのケータイにお守りは付いていない

□アバンでは写真立ての写真が1枚増えている。増えた写真は、一夏、皐月、蛍子、未知留、4人の写真。
  (上段→アバン、下段→本編)

□アバンと本編、一夏の制服と部屋、比較(上段→アバン、下段→本編)
  → 同じ学校の夏服と冬服? 部屋も同じ?

□同じ髪留めをしている未知留と駅前の女の子(瑠唯)

□姿は見えなくても影は映る

□お守りの変化
  上段左→朝、真ん中→登校中家庭教師に見せた時、右→鏡の中の舞夏が一夏に見せた時
  下段左→鏡から出てきた舞夏が一夏に見せた時、真ん中→陽のジン発動、右→陽のジン発動後

 → 鏡の中までは元の状態。鏡から出てきた事で玉に色が付いた。
   ジンのチカラを使う事によって、玉の色が元に戻る。

□旧校舎の鏡
  左、右上、右中 → 昼間、掃除の時
  右下 → 1話ラストシーン


・一夏の夢の中で舞夏は「私はあなたを…」のあと、何を言おうとしたのか
・一夏の両親の「最後の日」の意味は
・なぜ一夏は「最後の夏」という言葉に反応したのか
・メル友というだけの舞夏を、素直に受け入れる一夏の両親
・舞夏のついた嘘とは
・沙耶の言う「最後の選択」とは
・増えた写真に、なぜ舞夏が写っていないのか